中央分水嶺については、2019年4月に一部をトレースして書いた。その続き。
福井と滋賀の県境は大部分がそのまま分水界なので端折り、今回は京都府と兵庫県の中央分水嶺を、ひたすら尾根をたどって (ざっくり) トレースしてみた。
「うちの近くの川は〇〇川となってドコへと流れていく」という意識は、地理的・社会的に結びつきやすい気がする。
※ずいぶん間が空いたのは、私が関西に縁もゆかりもなく、基本的な知識に乏しいためである。河川も流域も知らず、どの町が日本海側で、どの町が太平洋 (瀬戸内) 側なのか、ほとんど無知なので。
という大まかな視点で尾根筋を追いかけた。あいまいで地図を読むのがむずかしいのは や、本州の中央分水界で最も標高が低い
など。地図上で認識するのはむずかしい (というより無理)。
色別標高図:
丹波篠山市の谷中分水界である の周辺を古い5万図 (明治26年測圖昭和2年鐡道補入「篠山」Stanford Digital Repository) で見ると、竹田川による宮田川右支の河川争奪だろうか? 栗柄ダムのさらに上流もまた (谷と尾根の関係が) 奇特な地形なので、成因を知りたいところ。
私は兵庫のヒョの字も知らないが、これら分水界は、いわゆるヒョーゴスラビアの問題にも絡むのだろうか?
こちらも参照を:
※2021年8月追記:まとめました=日本の主要な分水嶺分水界のマップ
※2022年7月追記:「由良川の流域をトレースしてマップに描く」も参照を。