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中央分水嶺(甲子山から野麦峠まで)
公開: 2019年04月19日, 更新: 2023年04月11日 by ちずぞう
国土地理院応用地理部の「降った雨はどこに流れる? 分水嶺という言葉をご存知ですか?」という国土地理院応用地理部のツイートがあった。
言われてみれば認識が曖昧なところがたくさんあるので、せめて「日本海に流れるか太平洋に流れるか」の中央分水界を
から
までざっくりトレースしてみた(フルスクリーン推奨)
- 谷川岳のように有無を言わさず分水しそうな急峻なところはともかく、
周辺などは曖昧な感じ
、野反湖や浅間山の周辺は明確な稜線がなく凹凸を読み取るのが困難なので「どちらへ流れるのか」判別がヤヤコシイ
- 八ヶ岳の東側山裾も、
くらいしか目安がないのでヤヤコシイ
- 蓼科の2つの人造湖、
と
。前者は天竜川の水系だが、後者は塩沢堰だから千曲川へ向かう。もともと高層湿原なのでヤヤコシイ
- 他の山間部の県境・市町村境は、おおむね分水界と合致していることに気づく。よく出来ている
- 長野県塩尻市の
、食い込み具合がエグい。このへんは境峠断層が串刺し
いろんなヒントが詰まっている。この線を以って「太平洋側」と「日本海側」といった区分は一般になされないけれど。
本州の中央分水界で最も高度が低いのは
で、標高95mとのこと。
こちらも参照を:
※2021年8月追記:まとめました=日本の主要な分水界のマップ