英彦山から鹿児島の分水界をざっくりトレース。岳滅鬼峠(がくめきとうげ)の近くから九重連山まで大分は県を二分する。熊本は分水嶺のむこう(太平洋)側に押し出しがち。鹿児島は、水が錦江湾に流れるか否かという線を引いた。
陸自の あたりから久住高原を経て阿蘇のカルデラ裾まで、分水の尾根を追うのが面倒(何度か谷へ落ちた)。その名が分水嶺であることを示唆する
のような目安も乏しい。また
の付近は、東西方向の崩平山(くえのひらやま)断層群を分水界が南北に縦断。
色別標高図:
1993(平成5)年8月の豪雨で鹿児島市は大水害を被ったが、甲突川の流域は思いのほか広くない印象。源流は の南東。
大隅半島の北部は姶良カルデラの東縁そのまま。 (おおのがらだけ)の非対称な尾根はホルンフェルスとのこと。
鹿屋市のシラス台地は起伏に乏しい印象だが、よくよく見ると海自の は片勾配で、西端と東端では10m以上も標高差がある。
なお小林市の西端、吉都線に沿って小さな川がつながっているように見える があるが、近代の人工的な疏水だろう。地理院地図の「自分で作る色別標高図」を対照して線を引いた。
河川ごとに分水界を描いたら更にいろいろと見えてくるだろうが、筑後川の日田より上流域の広さが目立つはず。
こちらも参照:
※2021年8月追記:まとめました=日本の主要な分水界のマップ