航空レーザー測量成果、国土地理院の 1 m メッシュ (標高、DEM1A) から、下端が 5339-24-09 で上端は 5339-25-10、作成は2025年6月および8月。新横浜から菊名の周辺
(下端5339-24-30、上端5339-24-41) も重ねた。()
鶴見川支川の鳥山川は典型的な都市河川だが、河道は付け替えられDEMで元の位置を特定するのはむずかしい。戦後1945~50年の画像タイルで現在の太尾堤緑道だと分かる (30年前に私は大倉山に住んでいたが旧河道だったとは知らなかった)。
2020年に新横浜ちかくの環状2号路面が陥没した。原初の鶴見川は自由に蛇行し、その振り幅は相当に大きかったと想像してよいのではないか? 菊名駅の位置は元々が谷戸の落ち合いだったのか、大雨のとき排水が追いつかないのは暗渠のキャパを超えるからだろう。逆に妙蓮寺駅は尾根の上の相対的な高所であり、リスクは低いはず。
都市は地図上の情報量が多いため、等高線から高低差を認識するのは難しい。だが街中にいて「ここは相対的に高い」あるいは「ここは低い」というのは、意識すれば分かる。豪雨のとき「絶対的な低地」は当然として「相対的な低地」も危険なのだろうと思う。
青葉区にも港北区にも俗称「尾根道」がある。相対的な高地を示唆するもので、知っておいて損はしないだろう。従前の古い排水設計を超える降雨が起きる可能性もあるだろうし。
千葉や埼玉で短時間豪雨による浸水被害が相次いだ。ビル街にいたら地形の高低を把握するのも難しいが、道路の高低や勾配は運転していて分かるはずなのに低いほうへ走ってしまうのは、心理的なブレーキを踏まない何らかの理由があるのだろうか?
他方、富山と石川の豪雨では「引き返した」という住民の声をNHKが流していた。それが正しい危機管理だと頷いたし、死傷者の報道もない。これは千葉のケースとは対照的で象徴的な相違だと感じた。
そして今度は福井県で大雨。「九頭竜川の流域と分水界を描く」参照を。
精細なDEMの整備が続いているのはありがたいこと。いずれDEMを描画して浸水リスクを回避するカーナビも出てくるかもしれない。
次は鶴見川の右支川、恩田川の護岸工事

菊名で娘が、青葉台では息子がそれぞれ独り暮らししているので選んだ。他にも鶴見川流域にはリスキーなところがある。ハザードマップを妄信しておれば安心というものではないと思う。ハザードマップのうち「浸水、氾濫」は一定の数値の雨量に基づいた想定だろうが、昨今の「想定外」では通用しないケースも多々あるだろうとも思う。
「遊水地の施工現場」および「新横浜公園の遊水地と鶴見川の治水」も参照を。
書物をたくさんたくさん読んでも世の中を知ったことにはならないが、ネットもまたたくさん触れまくったところで世の中を知ったことにはならないし、アタマでっかちになるだけという惧れがあるのも同じ (ただし害はネットのほうが大きいのは間違いない)。
USGS 米国地質調査所によるレアケースのインフォメーション

USGS では過去に Nuclear Test も感知していたが、けた違いの Collapse と Debris Flow があるものだなぁ。こういうのは実際に目で見ないと知見とはいえないね、字のごとく (行かないけど)。
ランタン・リルン北壁 (North Face) 側の氷河が崩れたというのも物騒だ。南側ならまだしも。
日本でも古くは韮崎八ヶ岳や島原眉山の山体崩壊で相当の Seismic Waves が感知されたはずだ。