広島県の中央分水嶺

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公開日:2021-01-28 更新日:2021-08-14

中央分水嶺について、京都府と兵庫県の続き、鳥取と岡山の県境は(ほぼ)中央分水界なので端折り、広島県をざっくりトレース。
広島県というと山陽であり、瀬戸内海に面して寒くなさそうなイメージがある。しかし山陰で雪が降ると、JR木次線がよく運休する。

日本海側の流域は意外に広い

という大まかな視点で分水の尾根筋を追いかけた。特徴的なのは、POI 根谷川の河川争奪によるフラットな谷中分水界。福塩線の上下駅の近くにも POI 河川争奪地形がある。

色別標高図:  

芸備線の向原駅近く、POI 向井原の泣き別れも谷中分水界(三篠川が戸島川の上流を奪った)で、見極めがむずかしい。中国地方に特徴的な SW-NE のリニアメント上でもある。

軽い気持ちでトレースを始めたが、マサ土の地ゆえか、エッジの効いてない低山のなだらかな尾根が多く、とくに世羅あたりでは何度もあらぬ方向へ逸れていった(遭難した気分である)。地理院地図の「自分で作る色別標高図」を対照しながら、賽の河原に石を積むような、たいへんな作業となってしまった。POI 阿佐山から西は、島根との県境が分水界。

俯瞰して見れば、日本海にそそぐ江の川の上流域は非常に広く、三次盆地とその下流がたびたび水害に苛まれるのも理解できる。
冬季は日本海の寒風が吹き荒ぶ、という想像でまちがいないだろうか?
陰陽の境界ゆえ、瑕疵は御免ください。

こちらも参照:

※2021年8月追記:まとめました=日本の主要な分水界のマップ

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