国土交通省 秋田河川国道事務所および酒田河川国道事務所 によると、遊佐象潟道路は開通時期を先延ばしにするとのこと。いわく想定外の硬い岩盤が確認され、また地山から想定以上の転石が出土し硬岩掘削や転石処理に時間を要しているため、と
にかほ市の川袋地区では硬い岩盤に出くわしたとのこと。遊佐町の (仮称) 吹浦IC付近では砂に転石が混じっているとのこと。
盛り土はともかく、切り土の場合には掘れば掘るほど表土とは異なる地層が出てくるであろうことはシロウトの想像にも易い。
地質図では「河川・海岸平野堆積物」となっていても、掘れば近隣の鳥海山の仕業というか、鳥海山の過去のイベントに由来する安山岩質なのだろう (現状では吹浦の東方に明白な崩壊地形は見えないように思う。山の南北にはあるけれど。1804年の象潟地震も関係ないだろうし)。
同様の事案は、中部縦貫自動車道 (E67) 大野油坂道路が建設中だった 2019年にもあった。こちらは経ヶ岳に由来する巨石なのか荒島岳に由来する巨石なのか分からないが。
トンネルとなると、さらに何が (地下水とか温泉余土とか有害土壌などなど) 出てくるか分からないものなのだろう。たとえ時代の先端の知見を用いたとしても。
道の駅と高速道路、SAとPA一覧マップ から E7 と E67 を抜き出して描画した。
余談。右手首が腱鞘炎みたいな痛みを出したので、クルマを運転する際に左手をメインに使ってハンドル操作をしたら、意外なことに快適であった。同時に、利き腕の右ばかり使って操作していたことに今さらながら気づいた。
両腕がシンメトリーな動きを出来るようになれば、ハンドルの内掛けをしなくて済むのでより安全に運転できるような気がした。
日々の生活のなかで「あたりまえ」のことがいろいろある。その「あたりまえ」の中に思いもしない罠がある、ということは意外に隠れて存在するのかもしれない。ハンドル操作のような長年のルーティンやクセというのは、あんがい厄介なものだ。
こういうものは矯正しないといけない。アクセルとブレーキを踏み間違える老人となる恐れもある (遠い将来ではなく)。