点線酷道
公開日: 2014年11月14日
国道は、実際の管理は種類や政令により異なるが、おおよそ国が「建設・管理する」もの。
一般には、立派な道路をイメージする。しかし、所謂「酷道」と揶揄される国道がいろいろあることも、つとに知られている。
行政上の記号や呼称が国民の生活感覚と乖離していることはよくあるが、以下の点線国道は物理的に酷。
R339以外は、国土地理院の地形図では「破線」だが、なにゆえ国道に指定され今なお点線なのか、調べるとおもしろそうだ。
- 152号は中央構造線のため地蔵峠も青崩峠も土木上の困難に由来すると考えて間違いなさそうだ(参照:青崩峠)
- 256号小川路峠は伊那谷と遠山谷を結ぶ江戸時代からの古い街道らしい
- 289号八十里越は南会津の山懐、急峻かつ長大な点線。青の線が建設中の新しい道だが、完成まで相当の年月がかかりそう
- 291号は谷川岳の東。関越道ができる前は17号(三国街道)と並んで越後と上州を結ぶ要路だったかと思ったが、相当の難路らしい
- 339号竜飛崎は階段に国道の標識が設置されている(ストリートビュー参照)
- 371号は標高400m地点近くまでストリートビューが入り込んでいるが、林道並みの侘しさ
- 国道13号万世大路(廃道)と新たに建設中の東北中央自動車道を、おまけで追加
ついでに参照:建設中の道路など