飯田市南信濃と浜松市を結ぶ国道152号線は、途中の青崩峠 (標高 1,082 m) でプツリと切れている。
松本在住時「青崩峠」の名は難攻不落の悪路として聞いたことがある。中央構造線による破砕帯が通り、地盤が極端に軟弱とのハナシ。「あおくずれ」の名に凄みさえ漂う。
現在は北東側の兵越峠 (ひょうごしとうげ、ひょうこしとうげ、あるいはヒョー越。標高 1,165 m) が迂回路として使われている。
これを克服する青崩峠道路の計画がある。去る8日、青崩トンネルの起工式が行なわれたそうだ。難工事となるのは必至。計画の概要を線で引いてみる。
日本の最先端土木技術が、いかにこの難所を攻略するのか興味深い。
※2027年までには完成を・・・という大陸的なおおらかさも素敵
追記: 2023年5月30日に貫通。水窪佐久間道路のルートマップ も参照を。