Japonyol » ブログ » 日奈久断層と震央分布

日奈久断層と震央分布

公開日: 2026年8月2日

政府の地震調査研究推進本部によると、日奈久断層は益城町木山付近から芦北町を経て八代海南部に至る (布田川断層と一連のものと理解してよいのか否かは分からない)。
断層南東側が相対的に隆起する右横ずれとのこと。都市圏活断層図をトレースした

あわせて気象庁による震央分布データより7月28日の発生から31日までのM3以上の地震をプロットした。M 7.1 の震源の深さは 15.6 km とされている。地質図では干拓地と出るので元々は海域。

高速道路の損傷が球磨川の出口付近、八代市の断層に沿って起こったのは示唆を含んでいる。やはり沖積層は脆い。とはいえ橋脚も橋桁も落下倒壊せずトンネルのポータルも無事で済んだのは、施工技術の高さゆえだろうか?
九州新幹線もまた八代平野から断層を抜けるまでの区間が夥しい被害を受けたようで、熊本~新水俣間は8月中は運転できない見通しだとJR九州が発表した。鹿児島本線の宇土~八代間も同様。旧に復するには時間がかかる。

島原大変肥後迷惑」が起こったのは1792年。そこから234年ぶりに島原の眉山が崩れた (長崎県は「表層剥離」という表現をした) のは驚いた。2016年に布田川断層から揺れたときに崩れなかったのが今回の日奈久断層の揺れで崩れたというのは、どういうメカニクスなのだろう? 肥後大変島原迷惑

熊本の場合、陸上自衛隊の九州沖縄地域を統べる西部方面総監部が健軍にあるというのは強みだろうと思う。災害派遣の際に頼りになる。なお派遣を要請するのは知事だが、今回の初動は速かったと思う。経験が活かされているのだろう。

素人が云々するのは良くないと思うので、これ以上は書かない。

余談

情報を取るならNHK総合に限る。ふだんテレビをほとんど見ないのだが、こういう時のために受信料を払っている。ネットはほとんど役に立たない。SNSは論外。

地震が発生して7分後、福岡県北部に暮らす老母に電話したら出なかった。すぐに折り返し電話が来たのだが、めったに揺れない地域ゆえビックリしたらしく「仏壇を拝んでいた」とのことだった。その心理とか振る舞いを否定できない。ひとの心の内にあるのは、すべからく非科学的なものだ。