多摩川の流域と分水界を描く

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published: 2021-12-13, updated: 2021-12-13 by Campo Salado
サンタクロース

8月に書いたように、東京都は山梨県の山林から恩恵を受けている(多摩川の源流は山梨)。
山間部はともかく、都市部の分水界をトレースするのはまず無理。

流域がとくに広いというわけではないけれども、1974年には狛江市の堤防が決壊、2019年の台風19号でも浸水被害があった。
豪雨のときに河川敷の野球場などが水没するのは機能として正常なのだが、異常な事態だと思ってしまう人が少なくないらしい。
中流域に地すべり地形が多くある。白丸ダム右岸など、少し怖い。

地すべり地形分布図WMS凡例©防災科研

小河内ダム(奥多摩湖)は上水道用水と発電を目的とする総貯水量 189,100,000 m³ という重力式コンクリートダム。
白丸ダムは発電用で総貯水量が 893,000 m³ という重力式コンクリートダム。
いずれも東京都の所管だが、洪水調節を目的としていない。なおアメダス小河内は2019年10月に月降水量 907.5 mm を記録している。
右支の秋川や浅川、左支の野川なども含め、防御が緩いような気がしないでもない。

町田市は大部分が鶴見川の流域なので東京都の中では(分水界の外という意味でも)やはり異端。
政令指定都市(昭和31年政令第254号)の中で「東南西北白發(緑)中」の区がそろう国士無双は、名古屋市だけだ。
横浜市西区を東区に改め町田市を「横浜市西区」とすれば名古屋に肉薄できる(ハクがない)

日本の主要な分水界のマップも参照を。

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