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春日神社の鳥居

公開日: 2026年4月5日

東京都町田市大蔵町、鶴見川の右岸段丘上に春日神社が所在する。1707 (宝永4) 年の建立ということなのでそれなりの歴史があるようだ。ここに、1923 (大正12) 年9月1日の関東地震で倒壊した鳥居が保存されている

春日神社の崩壊した鳥居

花崗岩の一本石か? 芳村石材店 によると、石鳥居には神明型と明神型があるとのことで奥が深い

鳥居の柱石

花崗岩の節理について私はまったく知らない。いくつか石材店のサイトを見ると硬質だと記されているが、コアストーンでも文字を彫ることができる程度の硬質なのだろう。墓石に用いられる花崗岩の場合だと愛媛県大島の大島石、高松市五剣山の庵治 (あじ) 石や茨城県桜川市の真壁石などが有名なようだが、こちらは研磨されるから鳥居とは比較できない (それでも墓石は水を吸ったり吐いたりするらしい)

花崗岩の切断面

次の説明看板に「風化」と書いてあるが、断裂面は風雨により吸水しマサ化のようにカドが取れて丸くなったのだろうか?

説明看板

3月26日、国土地理院の自然災害伝承碑データに加えられた

丹那断層、狩野川放水路から河津大滝まで」で示した画像を次に再掲

火雷神社の倒壊した鳥居

静岡県函南町にある火雷神社、1930 (昭和5) 年11月26日の北伊豆地震で倒壊した鳥居だが (2023年4月撮影)、こちらは伊豆石だろうか?

Wikipedia によると、1938 (昭和13) 年に神戸市の神社の花崗岩製大鳥居が崩壊する事故が発生し、当時の内務省神社局は新たに鳥居を建設する際には鉄筋コンクリートまたは木製のものに限るとする通達を出したらしい。
木製の場合は腐食するが倒壊するリスクは石材より低いだろうか。

現代の鳥居にはステンレス製や塩化ビニール製、鉄パイプ製などがあるらしい。防災という観点からも必然の傾向だろう。
ありていに考えて、苔むした石鳥居の神社は歴史が古いと考えて差し支えなかろうかな?

春日神社のサクラ

鎮守の森は直射日光を防ぐこともできるだろうが、春日神社の木々はずいぶん枝が切られていた。宅地化が進んだ都市の神社ではやむをえないのだろう。写真のサクラはまだ幼木に見えた。
別称「社叢」も素敵だが、原初的な植生を知るという意味でも「鎮守の森」は多くの示唆を含むのかも知れないと思った。

余談

以上のとおり私は目の付けどころが少しおかしいのだが、かんじんの参拝する作法などをいい歳してぜんぜん知らない。そもそも神頼みをしないし、祈ったり願ったりもしない。けれど賽銭は入れたし、人の信仰は尊重する。