信州随一の名勝・上高地では近年、土砂崩れで県道が寸断され観光客が閉じ込められるということがあった。
国道158号と県道24号上高地線では長年に亘って土砂災害との闘いが続いている(参考)のだが、霞沢岳の南西斜面に降る雨や雪が集中する産屋沢とワラビ沢は、雪崩が多発していた部分でもある。
今般、釜トンネル上部の危険地帯である産屋沢を回避するトンネルが貫通したとのこと。
かつて冬の積雪期に徒歩で沢渡から入山し、旧釜トンネルを抜けたあとは、それなりの恐怖感があった。
新しいトンネルは、来年の夏に開通するそうだ。
※追記:2016年7月19日に開通。