歴史ある酷道
公開日: 2014年12月7日
点線酷道および開かずの国道の続き、過去の道路土木遺産や消滅必至の酷道など。
- 国道121号旧道は山形と福島の間、飯豊山地の山ふところ、もはや通行が禁止されている
- 国道140号の雁坂峠は埼玉と山梨の県境、有名なかつての便所国道。登山道として不滅の秩父往還
- 信州から飛騨へ抜ける難路、国道158号の旧道は梓川に沿って一部が残っているのが現道からも判るが、もはや荒廃の極みで立ち入りは危険。なぜ国土地理院が無慈悲に破線を消さないのか、不思議なくらい
- なお長野県道24号の旧い釜トンネルもトレースしておいた。徒歩で2回、バイクで数回、往復したので
- 国道361号の伊那谷と木曽谷を結ぶ権兵衛峠は、古畑権兵衛が元禄9(1696)年に開通させた街道。素敵な峠道だったが、伊那側が通行止めになってしまったのは残念。このまま封鎖か
- 国道418号の二股トンネルは、中京地方の好事家の方々に有名な遺構
- 国道421号の石榑峠は三重県と滋賀県の境、いずれ廃道となるのか否か
- おまけ、福岡県道21号の犬鳴峠の旧道は、心霊スポットとして語られることがままあるが、都市伝説である。今は封鎖されている隧道は、それはそれは幽霊の出そうな無気味さに溢れていた。なお、東側の地元では「いんなき」と呼ぶ。私の故郷なので間違いない
- おまけその2、栃木県道266号・中塩原板室那須線(塩那道路)は、険道の代表格であり、また昭和の酔狂な土木事業の象徴。廃道となる予定
ついでに参照:常磐自動車道が開通したが、建設中の道路なども。
おまけのおまけ。総選挙が近い。女性の活躍が謳われて久しいが、うまくいかない。
男性は帰属意識が強い。会社や組織、出身などの属性へ帰依しようとする傾向がある。
ところが女性は男性ほどではない。より自由である。
だから、女性のちからの活用を謳うのは、女性がよいと思う。帰属を強いるような古い男性の思考回路では、少し無理があるのではないか。