肱川の流域と分水界を描く

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公開日:2021-09-29 更新日:2021-09-30

南極を除く大陸を私は踏んだが、四国を訪れたことがない。つまり私にとって四国は南極に等しい未踏の地。
なじみがないから当サイトでも四国についてはわずかしか触れていない。

明治37年測図昭和8年修正5万図「大洲」参謀本部 Stanford Digital Repository の一部。

昭和8年大洲周辺

肱川は源流から河口まで直線距離で約 18 km しかないが延長 103 km、流域面積約 1,210 km² とのこと。支流は474本もあるらしい。
分水界をざっくりトレースして流域を可視化してみると、2018年に大規模な水害が起こったことも納得した。奇特な水系だ。
西予市宇和町久保の POI 鳥坂付近を源に、南下して反時計回りにぐるりと屈曲。

POI 野村ダムから伊方まで疏水が延々と延びている。また POI 鹿野川ダムでは完成してすぐ地滑りが起きたことについて昨年触れた

四国の河川といえば吉野川、四万十川や仁淀川が思い浮かぶが、自然災害のイメージはあまりない。個人的には1998(平成10)年9月の秋雨前線による高知水害が記憶にある程度。
肱川は、河口近くの狭窄と大洲周辺の河床勾配緩慢が洪水を引き起こすのだろうか。

若いころの放浪癖は既になくコロナ禍で巣ごもりが続いたこともあり、出不精になっている。四国を訪れる機会が将来あるかというと、たぶんない。

ここまでに記した分水嶺や分水界は、日本の主要な分水界のマップにまとめた。記事にしなかった球磨川と常願寺川も書き足してある。
以下も参照を

流域シリーズ、これにていったんおしまい。

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