今月29日の午後4時に中部横断自動車道(E52)南部IC~下部温泉早川ICが開通する。
この路線には未だ事業化されていない区間がある。
国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所による計画案
この長坂JCT(仮称)から八千穂高原ICまでの区間を、おおざっぱに赤色でトレースしたものが以下
陰影起伏図:
長坂が標高約 740 m、野辺山のJR鉄道最高地点が標高 1375 m、八千穂高原ICは約 850 m なので、山梨側の勾配がきつい。高度を稼ぐためには直線的に設計できないのだろう。
長野側は杣添川の深い谷を渡る大きな橋梁が必要になると思う。
松原湖のあたりは『歴史的大規模土砂災害地点を歩く』のコラム3 およびコラム72にあるように、謎がある地域。
1932(昭和7)年12月に開通した小海北線(小海駅~佐久海ノ口駅)は、問題の個所を千曲川の右岸に迂回している。
上掲の計画図では、右岸と左岸どちらを取るか微妙な描画にされている。このへんは道路が Elev = 1000 m を超えるはず。
観光や国道141号へのアクセスを優先して左岸なら、切土で施工される部分が多くなって、おもしろいものが露頭するかもしれない。
そもそもこの区間が経済的にペイするのか、費用対効果があるのか。環境影響評価など今後も慎重に議論されるものと思う。仮に事業化されても、完成まで10年以上かかると思う。建設されないかもしれない。
余談。
小田急線で起きた切りつけ事件について NHK によると
自分だけ不幸な人生だと思い......
容疑者は大学を中退したあと仕事を転々としていた......
そう。大学を中退したら人生はハードになります。
スリル満点スレスレの綱渡りとなるので、矜持や自律を保たないと、人として破綻します。
でも、己の不幸な現実を、社会や他者に転嫁するのは間違いです。
私も20歳で大学を中退し、苦痛に満ちた大変な歳月を過ごしてきました。ひとつ間違えたら転落していたと思います。
それを理解してくれる人などいませんから、自力で完結するしかありません。
災禍で苦境にある大学生の方々には、早まらないで欲しいと思います。
人生は、いろいろなことが起こるものです。
こちらも参照=道の駅、サービスエリア、パーキングエリアと高速道路マップ