たとえば「国土数値情報地価公示データ」を見ると、東京都中央区銀座4丁目5番6号の場合
Latitude: 35.67182389, Longitude: 139.76522310
というふうに、緯度経度の値は小数点以下が8桁になっている。
国土地理院のタイルは最大ズームレベルが18なので、充分といえる (Google Maps の場合、ごく一部にレベル20以上のところも昔はあったが今は知らない)。
※アップデート: 2023年 (令和5年) の geojson データを見たら
139.765223056000082, 35.671823889000052
と、経度緯度の値は小数点以下15桁になっていた。
15桁なんてのは、プロの測量や軍事目的のレベルでなければ必要ないと思う。
桁数が多ければ多いほど精密ではあるけれど、cm の単位で描く必要はほとんどないし、表示するポイント数が多ければ多いほどデータ量も肥大化する。Polyline (線) や Polygon (面) を多く描画する場合はなおのこと。WEB ではとくに、ページを表示するのに何秒もかかるようではまずい。Core Web Vitals という点でも問題だし、何より閲覧者 (とその端末) に負担を強いるのは良くない。
丸めた場合=、 (いかがなものか)、 (論外)
私の場合、Point でも Polyline でも Polygon でも、基本的に小数点以下5桁に丸めている。それだけでも大き目のデータセットなら MB の単位で軽くできる。快適に見てもらうことを優先し、精密さについては、こだわりすぎないようにしている。
WEB 以外の用途であっても、冗長に重いデータの授受は避けるべきだと思う。
追記、データを作るツール「パスの経度と緯度のデータを作成」もどうぞ。
次は南米チリの地質図サイトのスクリーンショットだが、ポリラインとポリゴンによる描画がされ、説明も付される
どうしてもスピードには欠ける。妥協点をどこに見いだすか、サイトにより内容により、ことなってくると思う。
余談だが、地質図は日本と似ているようで似ていない。海抜 5,000 m を超える火山のてっぺんに「Glaciar」などと書いてあったりして、スケール感と想像力が及ばない。サンティアゴに住んでいた間に南部しか行かなかったのは、今さらながら痛恨。
おまけ。社会や政治のニュースを見ていると、腹立たしくなるものが多い。
娘氏 (23)「......ったく、クソだな」
俺氏 (53)「やめなさい。せめてウンコと言いなさい」
娘氏「いやーっ、そっちのほうがきたないー」
子供のありがたいところは、もはや私が古い人間であること、ものの見方や考え方が古いことを思い知らせてくれることである。