誰かが作ってくれた Geojson や Shapefile などのデータをマップに描画するのはたやすい。
自力でオリジナルのデータを用意するのは面倒くさいが慣れたらたいしたことはない。次のマップ上でタップないしクリックしていけば、経度と緯度の値を小数点以下6桁に丸めたうえ Geojson の書式 [Longitude,Latitude] で出力させる。
線 (Polyline) や面 (Polygon) を作るためのシンプルなツール。プロの測量レベルならともかく10桁以上など要らない
次に出力
3つめの座標であるZ軸つまり高度 altitude を地理院から取ることもできるが、KML は使途が限られるのでここでは加えない。
むかし Google Maps API で作っていたはずだが、当該記事がなくなっているということは削除したのだろう (マジで覚えてない)
私の作業用だが、誰かの役に立つかもしれないので上げておく。たとえば 日本の主要な分水嶺分水界のマップ などはコレで作っている。
メモ、GeoJSON の MIME タイプを調べると Wikipedia では application/geo+json だと書かれているのだが借りているサーバーで Content-Encoding が効かない。application/json をあてがうと Brotli が効いた。WEB では拡張子を .json とするほうが良いだろうか? これまでさほど気にしていなかったが、GeoJSON はおおむねデータが重いだけに圧縮できるか否かは大きな違いがある。
余談、福岡県筑後地方で再び土砂災害が起きたが、筑後川の左岸にある山は現在の地理院地形図で「耳納山地」と、産総研の活断層図では「水縄断層」となっている。同じ「みのう」の音でも、漢字表記がふたつ混在しているのは私が子供のころから変わっていない。
陸地測量部の大正15年修正5万図、久留米 (Stanford Digital Repository) から一部
左端の耳納の集落は山本村に属していたようだ。右端に浮羽郡水縄村の、下端には水縄山脈の注記がある。水縄村はのちに田主丸町に合併され現在は久留米市だが、地名としての水縄は残っていないようだ (小学校や郵便局の名には残っている)。
源頼義が京都に耳納堂を建立したという古い伝説があるらしいが、耳を納めるというのは戦国期を想起させ穏やかでない印象もある。ついでに筑後地方には山城の址も多い。
舟運が盛んだった筑後川の歴史を鑑みると、水縄のほうは腑に落ちる気もする。だが由来は分からない。