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巨大な天然ダム

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河道閉塞の続き。
平安時代の仁和3年7月30日(887年8月22日)に起きた五畿七道の地震(南海―東海地震)により、北八ヶ岳で大規模な山体崩壊が発生した。これにより閉塞された千曲川に、日本最大規模の堰き止め湖があった、という研究がある。

歴史的大規模土砂災害地点を歩く - いさぼうネット

  • 八ヶ岳北部の天狗岳東面が大規模崩落、岩屑(がんせつ)雪崩となって大月川を流下して千曲川を閉塞、巨大な天然ダム(古千曲湖1、湛水高は130m)を形成
  • 約300日後に決壊、大洪水を引き起こし中流域に甚大な被害を及ぼす。天然ダムは湛水高50mほどで130年以上にわたり残存(古千曲湖2)
  • しかも決壊した土砂が下流の相木川を閉塞、湛水高30m、湛水量660万m³の「古相木湖」を形成。これは600年以上残存

河川の浸食や偏流、開発などによって、当然ながら当時と現在で地形は異なるが、おおよその概念化として、グーグルマップに描画してみた。

かつて信州松本に住んでいたころ、海の無い長野になぜ「小海町」があるのか、不思議ではあった。ようするに、昔むかし大海と小海があった、ということだ。

かつて事業仕分けで「いつ来るかわからない天災に予算は無駄」として防災の予算を削った政治家がいたが、「国家百年の計」といった長期的な視点に立つ政治家は、いないようだ。目先の経済ばかりが票になるようでは、困る。