次の写真の韮崎岩屑なだれは、更新世中期ころに南八ヶ岳の権現岳付近で起きた山体崩壊によるものらしい。厚さは最大で 200 m を超えるというハナシ。オンマウスで当該の先端箇所を示します
釜無川と須玉川の作用で浮き上がった格好なのだろうと思う。いわゆる流れ山の が多数。
見慣れない地図だと思われるかもしれないが、地理院の淡色地図の上に色別標高図を透過 0.7 で載せ、さらにその上に傾斜量図を透過 0.6 で載せるレイヤの3枚重ねとすることで、そこはかとなく赤色立体地図に似たニュアンスになる (ズームレベル15まで)。
他の例: 、、
ふだん気づきにくい地形が立体的に浮き上がって段丘や起伏などがクリアになり、自然科学系に適したマップとなるように思うが、いかがだろう? 自分好みにカスタマイズしたこういう作業用マップをこしらえておくのも良いと思う。
冒頭の写真は娘氏が1月に羽田→福岡の便から撮影したもの。塩尻峠に、なんだか存在感がある。
私も2月に同じANA便に乗ったがロクな天気じゃなかった。しかも福岡の実家の近くで鹿に睨まれた (初めて野性のシカに出くわした)。
余談。私の中では、知識より思考のほうが大切だという結論は若いころから出ている (根拠はない)。
最近ふと、思考や思索には体力や持久力が要ると思った。熟考し熟慮するというのは神経や体力をすごく消耗する。トシをとると短気になるといわれるのも、つまりそういうことかもしれない (脊髄反射するようになる)。
老い衰えて初めて気づくことがある。若い方には、何を言っているか理解できないでしょうけれど。