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岩木川水系の分水界を地図にえがく

公開: 2024年02月24日
更新: 2024年02月24日

青森県の一級水系岩木川の分水界をわかりやすくトレースした。この水系、国土交通省 によると幹川の流路延長は 102 km、流域面積はおよそ 2,540 km²。砂丘は無視した。
ここはもう治水や利水やダムや地形がどうのこうのよりも

オレンジが産総研の 地熱情報データベース から (地名は合併前のものが多くダムに水没したものもある)。レッドが地理院の温泉記号。
これほど広範に温泉や鉱泉が分布する地域はなかなかない。ただし廃業した施設も多々ある (秋田県境近くの湯ノ沢温泉などなど)。
温泉マップ: 地図記号と産総研データ一覧 から、この流域だけ抜き出した。

青森県では浅虫や酸ヶ湯、大鰐などの温泉が有名だが、津軽の沖積平野にこれだけあるというのは上総掘りによる「湯突き」が多いのか、寒冷地ゆえの需要があったのか、つらつら理由を想像していたら 毎日新聞 によると家庭用の風呂の普及が遅かったのも理由のようだ。
たしかに古い地図を見ても、鉱泉記号がうじゃうじゃあるわけではない (むしろ稀)。ボーリング技術の進化と豊富な地下水、ひいては十和田と岩木山の恩恵なのだろう。

秋から冬は温泉がいちばん。私は寒さに対して絶望的に弱いのだが、弘前なら生きていけるんじゃないかと思ってしまう。
年金生活者になったらのんびり温泉めぐりなどしたいものだが、問題は年金額が絶望的に低いことだ。

キッチンの桶の水に指先が触れただけで「パチッ」と音がするくらいハイレベルな静電気野郎なので困る (その瞬間、脊髄にまでズキッと来る)。とにかく乾燥肌なので、冬は温泉ふう入浴剤を混ぜた風呂に入る。
想像していただきたい、湯あがりに Curél 保湿ローションを肌に塗るカワイイおじさんを (この一文で読者を10%ほど失うだろう)

奥羽本線の大釈迦駅と鶴ヶ坂駅の間は、矢立峠と並ぶ難所だったとのこと。日本地下水学会 によると

奥羽本線大釈迦隧道工事に際し,大湧水が発生しており,帯水層としての優秀性をうかがわせる...
新大釈迦トンネル掘削時の湧水として,約 3 万 m³ / d が記録されている

前段は初代を、後段は2代目を指すと思う。現行のトンネルは3代目なのだそうだ。
次は陸地測量本部の大正元年測図2万5千図「大釈迦」から一部、描かれているのは初代隧道とスノーシェッド

2万5千図、大釈迦から一部

このあたり、分水の壁が低くても地下水の量は多いということなのだろう。大局的に見れば砂岩層、湧水は新城川と同じ系統だろうか。
トンネルの文法的に、3代目は2代目の南側を、縦断線形では僅かに上を掘られているのだろうか。

トンネル湧水を土木の専門家は厄介な難敵のように書くが地下水の専門家は優秀と書く、このへんの相違が野良の学習者にはオモシロい。

以下も参照を

余談。30年ほど前はボランティアというとカネとヒマのある人が篤志で奉仕するものだったように思う。それが今では無償労働の搾取のようになってしまっているフシがある。私は一度だけ2002年サッカーW杯日韓大会のボランティアをやったことがあるが、それっきり。
善意は素晴らしいものだが、それにつけこんで利用しようという第三者の腹黒さが見えた場合、とたんに胡散臭いものとなる。

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