チリの常時観測火山

Home » Articles » チリの常時観測火山, published: 2019-05-16 (updated: 2019-09-07)

地震だけでなく火山活動が活発であることも、チリと日本は似ている。
チリにおける火山の状況は、Ministerio de Minería(鉱業省)が管轄する Servicio Nacional de Geología y Minería(SERNAGEOMIN)を見れば良く分かるようになっている。
このセルナへオミンでは、火山について4段階のアラート(赤・橙・黄・緑)に差別化している。
2019年5月現在、警報の赤はない。オレンジが Nevados de Chillán、イエローが Planchón-PeteroaCopahue。他はグリーンとなっている。
「Ranking de riesgo específico」つまり危険度がランク付けされている。これを各火山のマーカーに付した。1番は Villarrica

以下は主な火山活動

  • 1835 Osorno(ダーウィンが観察)
  • 1839 Antuco
  • 1846-1847 Quizapu(Ignacio Domeykoによるチリの火山活動に関する最初の科学的研究)
  • 1852-1853 Antuco(溶岩流がラハ川(Río Laja)を閉塞、湖の水面上昇)
  • 1853 Lonquimay
  • 1861 Nevados de Chillán(のちにニュブレ川(Río Ñuble)沖積の要因に)
  • 1887-1889 Lonquimay
  • 1893 Calbuco
  • 1907 Carrán Los Venados
  • 1910 Monte Burney(記録されているアンデス最南端の活動)
  • 1921-1922 Cordón Caulle
  • 1932 Quizapu(チリの記録に残る最大のプリニー式噴火。降灰はアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル南部に及んだ)
  • 1948-1949 Villarrica(火砕流が発生、多数の死者)
  • 1955 Carrán Los Venados
  • 1955-1957 Llaima
  • 1958-1961 Tupungatito
  • 1960 Cordón Caulle(バルディビア地震の2日後に噴火。 地震と火山活動の関係における研究事例)
  • 1961 Calbuco
  • 1964 Villarrica(死者・行方不明者20人以上)
  • 1971 Villarrica(記録映像=youtube
  • 1971 Hudson
  • 1979 Carrán Los Venados
  • 1984 Villarrica
  • 1988-1990 Lonquimay
  • 1991 Planchón-Peteroa
  • 1991 Hudson
  • 1993 Láscar(北部では最大級)
  • 1994 Llaima
  • 2000 Copahue
  • 2008-2009 Llaima
  • 2008-2009 Chaitén(記録映像=youtube
  • 2011-2012 Cordón Caulle
  • 2014 Copahue
  • 2015 Villarrica
  • 2015 Calbuco(前兆なく噴火)
  • 2016 Nevados de Chillán

SERNAGEOMIN は各火山の概要やハザードマップ、衛星写真など提供し啓蒙や注意喚起を行なっている。情報公開と管理は、よほど日本よりも充実している。

sernageomin-volcan

火山活動に限らずチリ国内の防災・危機管理は、内務省が管轄する Oficina Nacional de Emergencia del Ministerio del Interior y Seguridad Pública(ONEMI)が一元的につかさどる。

天気とか地震とか火山といった一連のお天道様案件について、専門的に知ろうとするなら、世界レベルで見ないといけないのだろうとは思う。大学に入ろうかなあ?(冗談)