中学生のとき(1981年頃?)NHK第2ラジオで「気象通報」を聴きながら(←奇特)天気図を描いた時期があった。
当時の気圧の単位は「ミリバール」で、これが「ヘクトパスカル」に変わったときは違和感を拭えなかった。
「ウルップ島」や「松輪島」からもデータが報告されていたが、その後、1996年7月11日を最後に入電が途絶えたそうだ。
今思えば、旧ソ連のクリル列島から気象データを取っていたこと自体が不思議だが、漁業の世界が元気だった時代だし、政治抜きで船舶の安全に資する意味もあったのかも知れない。
松輪島は90年代まではロシアの国境警備隊が駐留していたが、現在は無人島とのこと。
島の何処で観測していたのだろう? と思って古い地形図を見ると「 」があった。
こういう火山島だと、観測施設が散在したとは考えにくいので、天体だけでなく気象も見ていたのではなかろうか?
ただしコチラによれば48°3'N, 153°15'E, Altitude: 68mとされている。
の付近だったのかも知れない。
ウルップ島では床丹という集落に「養狐番舎と気象観測所が存在し」ていたとWikiに書いてある。
Google Maps の航空写真で当該地点に が見られる。
古い5万分の1地形図「松輪島」(昭和11年陸地測量部・参謀本部、Stanford Digital Repository)
同じく「床丹」(同上)