代表的なトンボロ

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公開日:2020-02-13 更新日:2020-08-01

陸繋砂州=トンボロ(Tombolo 伊)。島を繋いだ州。

砂嘴の成長によるものと、尖角州(海岸から三角形状の平面形をもって形成されたもの)によるものとがある(国土地理院「日本の典型地形」)。

個人的には福岡の志賀島が真っ先に頭に浮かぶ。とても良いところ。逆に江の島となると近寄りがたい(渋滞のイメージしかない)。
いくつか抜粋して見ると「あなたトンボロだったんですか!」という驚きがあった。男鹿半島はトンボロ2本とのこと。

干潮時に道ができる鹿児島の知林ヶ島や伊豆の堂ヶ島など、神秘的だといって観光客も多いらしい。DASH島は番組の中でトロッコの線路が悪天候により壊れたが、それもトンボロの箇所だった。

余談。
山と溪谷社に関係する編集をやっていた昔、ドイツ文学者の池内紀さんと何度かお会いした。その著書の中で、死は引き算である、冷酷きわまる引き算だ、といった旨を記されていた。非常に哲学的な示唆だったので、今もよく覚えている(書名は忘れた)。
東大教授の職を辞しエッセイストとして飄々と軽やかに活躍しておられたが、池内さんは昨年、亡くなられた。人生に示唆を与えてくれる人が世から減っていくのも、また引き算。