1999年7月、農林水産省が日本全国の117市町村、134地区の棚田を「日本の棚田百選」に認定していた。
しかし、これらの中にはすでに荒廃したり自然に還ったものも多くあった。
今週15日、農水省はこれに代わる「つなぐ棚田遺産」の選定を 発表した。
かつて作っていた「日本の棚田百選一覧マップ」を更新した。
ほとんどが崩壊または地すべりによる恩恵だろうと思う。
石川県輪島市の白米千枚田、長野県千曲市の姨捨、高知県檮原町の神在居や佐賀県玄海町の浜野浦など、有名なところは引き続き選定されている。
ヘリテイジというより振興と持続可能性に重きを置き、観光資源化もにらんでいるような印象がある。
さらに四半世紀が経ったとき、今回選定された271件の棚田がどうなっているだろう? コメから他の作物への転作も進むだろうか?