つまり河川が蛇行・浸食する過程でつくられた「削り残し丘陵」のことだ。
静岡市の西山平などは、河床との高度差からして相当に太古のものと想像できる。
京都府南丹市萱野の物件は判りにくい。同市内の胡麻川に沿って残る丸山のほうが認識しやすい。
兵庫県の三方里山は、人為的に削られている。
和歌山県田辺市の丹生川沿いには「小森」地籍が3ヶ所あり、いずれも環流丘陵とのこと。
岡山県新見市井倉付近は、たいへん複雑な地形になっている。南西にある、東西17.8km・南北12kmのカルスト台地(阿哲台)の浸食は鋭利に深く、窪地も多いうえ、石灰の開削でデコボコ。一見しただけでは環流丘陵と思えない。
出典:日本の典型地形について 4.河川の作用による地形(国土地理院)
余談。春の選抜高校野球、優勝した大阪桐蔭は野球部の選手も上手いがブラスバンドも上手い。
昭和50年代ころは東の習志野と常総学園、西の智辯と天理が有名で、レパートリーも「セント・ポール」や天理の「ワッショイ」、「ファンファーレ」あたりが横並びで演奏されていた(野球部と同様、画一的・没個性であった)。
昨今は「アフリカン・シンフォニー」や「エル・クンバンチェロ」がスタンダードだが、流行曲もたくさん聴かせるので楽しい。保守傾向に過ぎる高野連とは対照的。
一方で、大阪桐蔭の「ウィリアム・テル」は、古典なのに新鮮だった。