大分と熊本の温泉

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公開日:2021-02-09 更新日:2021-06-07

環境省の資料「平成30年度温泉利用状況」によると、大分県は源泉総数が 4,445 件を数え、47都道府県で最も多い。
山梨と長野の温泉の続き、地図記号「温泉」の収集。

温泉マーク

別府の源泉総数は日本第1位の 2,217 件(別府市による)。2位が由布院で 879、以下は静岡の伊東、熱海、鹿児島の指宿と続く。

意外に少ない「温泉」マーク

自噴の源泉も 719 に及ぶという大分県について、覚悟して温泉マークを拾い始めてみたのだが、肩透かしを食らった。思いのほか少なく、約 140 件にとどまった。
思うに、届け出されるものの多くが公共利用に供されない個人ではないか? あるいは別府や湯布院などは源泉が密すぎて記号まみれになるから地理院がある程度を端折っているのかも?
また県南部に温泉はわずかしかなく、鶴見・伽藍、久住といった火山周りと湯布院にとくに集中している。
それだけではおもしろくない気がして、隣の火の国、熊本もあわせて記号を拾ってみた。

※むろん、記号が無いからといって湯が劣るわけじゃないし、ボーリングだろうと沸かしだろうと、佳い風呂は善い風呂であり、そこに入る人次第なのだろうと思う。なお温泉記号のアンカー(anchor, 支点)は下中央に合わせた(国土地理院の「災害伝承碑」データが、そうなっているので)。

私が福岡にいた頃と違い、合併で自治体の名が変わって違和感がある。子供のころから POI 筋湯は素晴らしいと噂には聞いている。福岡の人は湯布院へよく行くとタモリさんが言ったが、POI 杖立も多いと思う。

湯水のように温泉が湧く別府に比べ、隣の大分市は寂しい。大分県によれば「大分市の温泉は県内第4位の源泉数......地下600~800mにある深層熱水であり......温泉に付随して可燃性天然ガスが湧出する温泉も数多く」とある。ボーリングのものは記号化されにくいということか?
掲載の基準が、いまひとつ分からない。地図記号は「自然地理の要素」と「人文地理の要素」に分けてよいと思うが、温泉は前者であると解するのが妥当と思う(明治時代から存在する記号だし)。そうだとすれば、北海道は多くなるはずだが。

関係ないが、大分県はトンネルの数も日本一。熊本は、何か重要な温泉を忘れているような気がする(目視でスキャンしているようなものなので)。

追記:ひとまとめにしました。地形図の温泉記号♨一覧マップ

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