残っていたところを一挙にマークアップした。全国47都道府県がいちおう完結、温泉記号の総数は 3,800 件余にも及んだ。
温泉分布は北高南低。坂東太郎、お湯は出さない。
秩父といえば 地質 セメントが優位らしい。秩父に限らず「せっかい」産地には温泉が乏しい。
しかたない。ゴルフ場のほうが圧倒的に多い。
伊豆諸島と奥多摩。東京湾の青海にひとつあるが、ボーリングのご愛嬌か?
知多半島にはあるが渥美半島にはない。構造線は関係ないだろうけれど。
三陸もそうだが、三重のリアス式海岸(西: Costa de las rías)に温泉は希少。ごもっとも。
少ない。隣接する岐阜、福井や京都の滋賀県境近くも乏しいのは、琵琶湖の成り立ちに起因するのだろうか?
両手で足りる。
山間部に結構あるが、洪水や土砂災害で失われたものも少なくないのではないか?
那智勝浦と南紀白浜が猛烈。
「湯」の字がつく地名が点在してピクッとするが、肩透かしを食らうこと多数。
マサの土地ゆえか、偏りがある。
全国的に見ると、日高、北上、阿武隈、朝日の各山地と、なにより関東平野の空白が目立つ(そして我ながら正気の沙汰ではない)。
地質図や色別標高図も重ねられるようにしたので、あわせて読めば、いろいろ傾向など見えると思う。
日本全国の「温泉記号」マップはこちら:地形図の温泉記号一覧マップ
くりかえすが、記号が無いからといって湯が劣るわけじゃないし、ボーリングだろうと沸かしだろうと、佳い風呂は善い風呂であり、入る人次第だと思う。
記号が有っても、施設がすでに無いと思われるものも少なくない。ましてや現在、経営上の苦難に直面しているところばかりだろうとも思う。
かつては鉄道駅やスキー場の名に「温泉」を冠するものが多かった。今般も秋田内陸縦貫鉄道が「阿仁前田駅」を「阿仁前田温泉駅」に名称を変更するのだが、もはや「温泉」という文字に昔のような神通力があるとは思えない。
マークアップとデータ化をおこなったのは、温泉を、経済・文化的に、また火山や断層など自然科学的にも紐付けることに使えると考えたから。だが目視による手作業なので、若干の見落としがあると思う(既出の県も修正している)。