金欲し付合とユーモア

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公開日:2021-07-02 更新日:2021-08-06
♪川の流れのように~

有名な俳句のあとに「それにつけてもカネの欲しさよ」を続ける江戸時代の遊びを「金欲し付合」という。
昭和の時代に、吉行淳之介がエッセイの中で紹介していた。

(例)菜の花や月は東に日は西にそれにつけてもカネの欲しさよ
(例)閑かさや岩にしみ入る蝉の声それにつけてもカネの欲しさよ
(例)柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺それにつけてもカネの欲しさよ

日々の暮らしの情景、わびさびの機微を、人間の欲望が一挙に破壊する感じで素敵。

子供のころ、時代劇『大江戸捜査網』をよく見た。
死して屍(しかばね)拾う者なし」というコピーは、恰好よかった。これも俳句のあとにつけたら愉快ですよね?

(例)古池や蛙飛びこむ水の音死して屍拾う者なし
(例)やせ蛙負けるな一茶これにあり死して屍拾う者なし
(例)旅に病んで夢は枯野をかけ廻る死して屍拾う者なし

虚無というか無情というか、冷酷なゴルゴっぽさが出て、破壊力は「カネの欲しさよ」を上回る気がする。
令和の現代にマッチしているかもしれない。シャレにならないといえば洒落にならないかもしれない。

秋山真之の狂歌

雪の日に北の窓開けシシすればあまりの寒さにちんこちぢまる

大田南畝、辞世の狂歌

今までは人のことだと思ふたに俺が死ぬとはこいつはたまらん

ユーモアって、いいですよね。今のこんな時代こそ、ユーモアを。

いちおう何かしら地図は載せておこうか

シン神奈川

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