総務省消防庁に、防災に関わる「言い伝え」というのがあった。
その中から、いくつか抜粋してみた。
地方を問わず全国的に広く一般に言われている有名なものの代表例は
科学が未発達な時代の迷信や信心、まじないも多く含まれている
同じ「おそれる」でも「恐れる」と「畏れる」では意味がちがう。
「畏れる」は Primitive なニュアンスで敬意が込められていて、昔は地震や雷や旱魃などの「お天道様を畏れた」ことだろう。
こうした民俗は農山村に限らず、各地の漁村にも海にまつわる謂れがたくさんあるはずだ。
現代のわれわれは信心や自然への畏怖は希薄だが、上記のような古い思考方法や先人の智恵や観天望気を非科学的だと言って軽視してはならないと思う。むしろ自然に対し「畏れ」を知らないのが弱点かもしれない。AI などを鵜呑みにするより経験に学ぶほうがいい。
アオバズク © 兄氏
自然の摂理のすべてをその慧眼で見通しているかのような。
山口県の迷信に「ふくろうが朝鳴くと晴、夕方に鳴くと雨になる」とある。