政府統計の総合窓口に 統計でみる都道府県のすがた2025 があり、この「健康・医療」データから病院と診療所数、医師や看護師の数をマップに示してみる。
暖色は全国平均より大きく、寒色は小さい。いずれも人口10万人当たり、医師数と看護師・准看護師数は医療施設に従事する人数
おおむね西高東低の様相。
首都圏の値が相対的に低く見えるが、病床数の多い大規模病院が多いのかもしれない。ここでは示していないが100病床当たりのデータでは順位が異なってくる。
なお「一般診療所」とは入院施設を有しないもの、または患者19人以下の入院施設を有するもの。クリニックや医院と呼ばれる。
医療機関や医療従事者の多寡もあるが、問題となりやすいのはアクセスだろうと思う。都市部はともかく、地方では「どうやって通うか」がむずかしい。とくに高齢者の足をどう確保するか、苦慮している自治体は多いだろう。
「病院でいったい何が?迫る医療崩壊の現実 看護師不足で病床が休止 看護学校でも相次ぐ閉校」(NHKニュース)
昭和の終わりころ看護婦さんの給料はすごく高かったように記憶している。現在はとても安いらしい。診療報酬が改定され引き上げられても、賃金に反映されるかどうかは不透明だろうと思う。
上記のマップに示した看護師・准看護師数も、首都圏は相対的に低い。職業の選択肢が多いからだろう。逆に地方では、伝統的に女性の有力な就職先であったという経緯があるはずで、これも時代とともに変化してきているのだろう。
病の床に臥したとき、われわれは一方的に受益者としての立場を享受できるかというと、それは誤りだろうと思う。もはやそんな時代ではなくなっている。
医療従事者というマンパワーは代替がきかない。AI は他人のフンドシで相撲をとるものに過ぎず、この分野で役立つとは思えない。