松本市の道路と都市構造

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公開日:2019-05-27 更新日:2021-07-14

長野県の松本市は自動車が強引で危険な右折をすることで知られるが、城下町としての歴史が古い故に道路が狭いため、という理由付けも聞かれる。
2万5千分の1「松本」(昭和6年、Stanford Digital Repository)の一部を重ねて見る。
今般、重要文化財から国宝へ格上げされる POI 旧開智学校、天守閣が見事な POI 松本城などが見どころ。玄関口は POI 松本駅

古地図透過:  

......都市構造が90年前と基本的に変わらない。浅間温泉へ向かう路面電車がなくなった程度で、大きなバイパスが出来たわけでなし、河川の流路が変わるわけでもなし。
ストリートビューで見ても、私が大学生活を送った昭和末期と大して変わりない。大動脈である国道19号は、もともと市の中心部から離れている。市街地の道路は拡幅も容易でない。

城下町で道が狭いから運転マナーに独自性がある・・・というのは違う、と個人的に思う。信号で制御するなど対処法はあるはずだ。他の歴史ある城下町は如何か? またはモラルのみによって解決できるか否か?
どこに原因を求めるか、いろいろ考え方はあると思うが、むしろ世代を超えて変わらぬ道路構成に由来する(あしき)伝統を継承しがちになっている、ということもあるのではないかな?
都市の道路網(あるいは都市計画)と、運転マナー。この両面に関連性を見出そうとするのは誤りだろうか?
「松本ルール」または「松本走り」と揶揄されるのは何かしら理由があると思う。あれだけ論理的思考の(教育的な)信州の方々が、ハンドルを握ると途端に豹変しているというふうには、どうにも整合しにくい。
かくいう私も「ヒヤッ」としたことが多かったし、しかも朱に染まって赤くなり強引に右折していたけれど。(お詫び申し上げます)

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