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十日町市松代周辺のトンネルとか地形とか

公開日: 2026年5月10日

新潟県の旧松代町の周辺、東頸城丘陵は地すべり地形が多い。豪雪地域ゆえ融雪による崩壊も多いのだろう、棚田も多い。
古地図は明治44年測図昭和6年修正参謀本部5万図「松之山温泉」MapWarper から。渋海川は図郭より下流で江戸時代の瀬替え (川廻し) とおぼしき箇所が多い

北越急行ほくほく線の鍋立山トンネルは難工事だったことで有名 (着工1973年12月、竣工1995年11月)。まつだい駅の西、蒲生のあたりは膨潤性の堆積軟岩とのこと。泥火山がある (「新潟県十日町松代に分布する泥火山の性質」新谷・田中、自然災害科学 Vol.24, No.1, 2005、「鍋立山トンネル周辺の泥火山の活動と膨張性地山の成因」(田中・石原, 2009, PDF) など)。
泥火山は一般に地形的高まりを伴うが、噴出物の粘性が低い場合は高まりを伴わないそうだ。すると新冠の泥火山とは異なり等高線から読み取ることは不可能。

この鉄道の誘致にあたって松代と松之山が争った末、松之山は温泉があるので負けたらしい。結果的に難工事となったのは皮相なこと。だが現在の松之山温泉はその高温を利用して融雪やバイナリー発電 (有機媒体を温泉と蒸気で熱交換すると高圧の蒸気に変わり、その力で電気をつくる仕組み) をおこなっている。
松之山中尾には天保時代の河川隧道があるらしい。中尾川の右岸に地すべり対策として造られたそうだ (土砂災害防止広報センター)。

上掲の5万図の図郭は南側が信濃川水系、西側が関川水系。渋海川は信濃川水系、鯖石川は柏崎市へ流れる二級河川。しかし分水の壁は決して険しくないので生活・文化的な相違は小さいのではなかろうか?(日本の主要な分水嶺、主要河川の分水界)

余談

旧松代町蓬平出身の知己のものと思われるブログに遭遇し、むかしお世話になった方が亡くなっていたことを知った。疎遠になった人の訃報をネットで知るというのは不義理なものだ。

テレビ報道は視聴率を取ることを最優先する態度になっている。ネット報道もPVを取ることを最優先する態度になっている。
いずれも煽り立てるような見出しが目立ってよくない。これはメディアとして自爆を招くようなものではないか? 矜持を失わないで欲しいものだが、それは無理な注文なのかしら? 欲しいのは、客観的で中立な事実の報道なのだけれど。

♪ 後悔ばかりの人生だ 取り返しのつかない 過ちのひとつやふたつくらい 誰にでもあるよな~ (© King Gnu)