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地図の凡例

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地図を読むということは空間を認識することに近いと思うが、これは経験則が必要。
私が育った実家は標高70m。300~600m級の低山に囲まれた盆地で、河川や田畑はもちろん谷も峠も池もダムもある。海と高山以外の自然要素は何でもあった。
地図を読むのに私が難儀しないのは、この出自にも由来していると思っている。方位や勾配の認識力などは先天的なアンテナのようなもので、自然と身についている。X、Y、Zの3軸方向の認識に困らないし、カーナビも必要としない。田舎者のメリットといえようか。

日本の自然環境と地理は変化に富んでいる。この国土で農林水産といった業を成してきたのだから、地図が(他国に比して)精細なのも当然か。
外国における地図とは要求が大きく異なると思われる(軍事情報の扱いをしている国も少なくない)。
日本の地図の情報量は圧倒的に多いが、国土地理院の「地図記号一覧」を知っておけば鬼に金棒。

参考までに戦前の古い2万5000分の1地形図「五百石」の凡例(出典:Stanford Digital Repository)。当然ながら横書きは右から左へ読む。

古地図の凡例1

古い地図を確認しておけば、過去に水田や沼田だった場所に建つ住宅などはリスクがあると判断できるだろう。

古地図の凡例2

余談。
大学センター試験の地理でムーミンが出たとか。共通一次を受けた世代からすると、隔世の感がある。
高学歴者=頭がいい人  ...という等式は成立しない。
「偏差値が高い人」が「優秀な人」とも限らない。有名大学を出ても社会で通用しない人物は珍しくない。逆に中卒・高卒の人でも明晰で優秀な人物がたくさんいる。
エリート=人格も高潔  ...という式も成立しない。日々のニュースのとおりだ。
若い受験生の方々には、この点を知っておいて欲しいものだ。
大学受験制度がまた変わるらしいが、元締めの文部科学省がまず変わらなければ、過ちを繰り返すだけだろう。