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マップで見る代表的な地すべり地形

公開日: 2015年11月26日

地すべり地形は「危険なもの」というより、滑った跡は生活の土地となり、恵みをもたらす土地となっているところもたくさんある。

地すべり地形

代表的な地すべり地形(馬蹄形を残すことが多い)

初めて映像で地すべりを見たのは、1985年(昭和60年)長野県の地附山で起こったものだったと記憶している。山がまるごとずるずると滑るさまは異様なものがあった。
地形図で把握しやすい地すべりもあれば、陰影起伏図でさえ認識しにくい地すべり跡もある。山形県大蔵村のものは陰影起伏図で顕著に判る。新潟県小千谷市のものは、観測が鉄道敷設に活かされた例。1970年1月、地すべりにより高場山トンネル崩落、ルートを山の奧に変更し同年11月に新高場山トンネル開通。
『建設技術者のための地形図読図入門』(鈴木隆介)などを参考にした。