気象庁が「集中豪雨の予測能力の向上に必要な水蒸気監視能力を強化するため」として「地域気象観測所で相対湿度の観測を順次開始します」と報道発表したのは2021年2月26日だった。
2024年7月現在、湿度データはCSV形式で提供されていないが観測地点数は 587 か所となったようで、中部以北が相対的にまばらな印象
湿度と気温のデータは気象庁の json から、発表の時刻はマップ右下の Attribution 欄に示した。
湿度は気圧配置や風向、海流、地形などさまざまな要因に左右されるのだろうと思う。
観測所の位置は個人的に2019年から更新しているデータを用いた。気象庁の json では "lat": [35, 26.3], "lon": [139, 39.1] などとおおざっぱで現実の位置とは数十~数百メートルほどズレているので (たいした問題ではないけれど)。自分がスクレイピングされるのはイヤなので他者に対する fetch も最小限に控えたい、という理由もある。
ひとのフンドシで相撲をとるだけではつまらないので、併せて不快指数を表示している。
不快指数の計算式は、0.81 × 気温 + 0.01 × 湿度 × (0.99 × 気温 - 14.3) + 46.3 なのだそうだ。不快なほどの複雑さ。
個人的に蒸し蒸しの多湿が嫌いなのでメモがわりに作った。温度に比べると湿度が顧みられることは少ないかもしれないが、熱中症予防の参考になるかも。湿度が低く乾燥すると火災のリスクが高まるが。
なお、ここまで4件の記事は気象庁の仕様次第で削除する可能性がある。
※9月3日追記、気象庁は「令和6年度における地域気象観測所の湿度データの配信開始予定について」として全105地点を公表した。ほとんどが中部以北だった。これでほぼ完結だろうと思う。