地形図の更新とトンネル

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公開日:2020-03-10 更新日:2020-03-10

「昨年7月の長崎本線・長崎トンネルでのボーリング事故のあと、国土地理院では全国の鉄道トンネルの描画修正を続けている」と先日書いたが、その一例。

上越線の湯檜曽から土樽にかけてのループはいずれも大きく修正。新幹線も微修正された。(Polyline が修正前の線形、破線が修正後)

上越線改描

敦賀の北陸線、衣掛トンネルも

北陸線衣掛改描

1962年6月に開通した北陸本線の北陸トンネルは、最大で200m近くズレていたらしい

北陸線北陸TN改描

北海道旭川市の西部、神居TNから伊納第三TNまで

函館本線神居・伊納改描

比較的近年に開通した九州新幹線も修正が

九州新幹線紫尾山TN改描

山陽新幹線の尾道TNあたりなど工場や宅地の下

山陽新幹線尾道TN改描

上記は、ほんの一例に過ぎない。全国の津々浦々でたくさん修正されている。

土地の所有権は地下にも及ぶはずなので「ウチの地下にトンネル掘削を許可した覚えはないぞ」などといったトラブルが起こる怖れがないこともないだろう。精確な図は施工した事業者しか分からない、というのも多いだろう。

私は全国鉄道路線図で全ての線をトレースしているので、地形図に修正があれば Polyline とズレるので判る。地理院の更新情報が発表されたら私も追いかけて修正している。
ただし記載が誤っていたからといって地理院の地図が信頼性を損なうということにはならない。WEBの地図でもっとも正確性も信頼性も高いことに変わりはない。むしろ実直な修正を評価されるべきだろうと思う。