3号七隈線を天神南から博多駅まで延伸する工事が進んでいるそうだ。営業キロにして約1.6km、平成32年度の開業予定とのこと。この七隈線を空港線博多駅のホームに乗り入れ、空港から南西方面へ直通させないのかと不思議に思ったら、七隈線は空港線や箱崎線に比べ小型の車両で、トンネル断面も小さく線路幅や車両の規格が異なるため、相互の乗り入れはできないという。
次のマップの赤い線の部分が、工事中の当該延伸区間。
※2016年11月8日、道路陥没事故発生。工程は変更を余儀なくされる。この事故現場は、もともと博多駅が今の祇園駅付近にあった時代には、ただの水田地帯であった。
※2023年3月27日、開通した。
福岡に初めて地下鉄が開業したのは、私が中学生のときだったと記憶しているが、どうやら長期的な視野にたった都市計画ではなかったようだ。
くわえて、天神南~ウォーターフロント間と薬院~博多駅間のふたつのルートを「長期的視点に立った検討を行うことになりました」と福岡市交通局は述べている。
福岡で暮らした年月よりも、離れた歳月のほうがはるかに長くなったので、いま博多がどんな街なのか想像がつかない。
参考までに昭和11年5万分の1「福岡」を見ると
空港はまだなく、博多駅の位置も現在より海寄り。