米国は20カ国との間で14の自由貿易協定 (Free Trade Agreement, FTA) を締結している。
意外に少ないが、それらを図示してみる。国土が小さいバーレーンやシンガポールも含んでいる
FTAの枠組みが世界で加速したのは90年代からだったように記憶している。日本チリ間の交渉の成り行きを私も追っていた。
EPA (Economic Partnership Agreement) は経済連携協定、語弊はあるがFTAをより包括的にした発展形と捉えてよいと思う。
日本はほとんどEPAであり、上記のほかASEANとのAJCEP協定、TPP協定やEUとのEPAもあって、より多角的 (資源ないし)。
トランプは米国のFTA締結国も容赦なく責めている。これまでの枠組みを否定するつもりなのかどうかは知らないが、FTAの功罪を検証もせず壊しにかかっている印象がある。Globalization もまた功罪あったと思うがトランプはその逆を張っている。
国会の承認事項のはずだから取り極め内容について大統領の一存ではどうにもならないと思うが、日本との貿易協定に含まれていない部分を傍若無人に攻めてくるのだろう (不遜な人物だからよけいに質が悪い)。
日本もまたEPAには良し悪しあると思う (デフレとか経済停滞とか格差拡大とか。すべてが貿易に起因するわけじゃないけれど)。
中米も南米もアメリカなので私は United States of America のことをいつも「米国」と書いている。なんかパラドックスだが。
べつに地図を使うまでもなかったが、まぁいいや。
参照: USTR および 外務省
♪ ワライカワセミに 話すなよ ケララ ケラケラ ケケラケラ と うるさいぞ
(カワセミはうるさくない)