水害から身を守るにはどうしよう?

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公開日:2021-06-10 更新日:2021-09-04

ゆうべNHKの【クローズアップ現在+】で「なぜ増える『浸水エリア』の住宅~水害から身を守るには~」を放送していた。
30分ほどの尺で充分な説明ができるかというと、それは無理があるとは思うが、問題はピンポイントの場所だけではないと思った。

水に用心

アメダスの観測所

たとえば気象庁のアメダス雨量観測所のうち、島嶼部を除く関東地方の112カ所を図示する。
「112カ所もある」と考えるか、「112カ所しかない」と考えるか?
常陸利根川を除く利根川水系を赤、荒川水系を黄、多摩川水系を青、鶴見川水系を橙色で示す(※分水界が微妙なものもある)。

都内の降雨は少なめでも、上流域がどうか? にも注意しないといけないように思う。また、川の性格はすべて同じじゃない。

たとえば鶴見川は流域面積が 235 km² と特に広大なわけではないし、全長は 42.5 km と長大でもない。しかし水源は海抜 130 m 程度しかない。つまり河床勾配が緩慢=水が停留しやすい、という点が特徴だと思う。新横浜から下流は氾濫しやすいし、上流域は土砂崩れ(びゃく)の痕が多い。しかし流域のアメダスは、日吉だけ。
一般の報道で、雨量の数値は気象庁のアメダスが用いられることが多いと思う。けれど実際には、地方整備局や都道府県、自治体が各々設置している雨量計もある。組織横断的にデータを集約するのは容易ではないだろうが、個人で情報収集に当たるのも容易でない。

住まいの最寄りの川は、どういう性格の川なのか、上流域がどこなのか、知っておかないといけないのではないだろうか。堤防は毀れるもの、溢れるものだと思っておいたほうがいいのではないだろうか。
危険を感じたら、行政の指示を待たずに住宅を離れ、さっさと安全なところへ逃げるに限る。個人的にはそう思っている。

全国のアメダス地図はこちらにある

余談

昨日、大学から帰った息子氏が「駅でテレビカメラ構えてた」と言った。送電線事故のためJR横浜線が止まった件。
地図は軍事情報でもある(あった)ので、諸外国では安全保障にかかわる重要インフラは地図に書き込まれていない、ということはよくある。悪意ある者が「ここを攻撃すれば都市機能をマヒさせることができる」などと読むのは危険なので。ソコが原因でドコが停電した、などという報道をさせない国も、かつてはあった(今は知らない)。地理院地図には送電線が(全てじゃないが)描かれている。
もっとも、今では天空から通信衛星で丸見えなので、何を地図に記すべきか、という疑問も薄らいでいるとは思う。

Social Distance とは「Physical Distance」つまり物理的距離のことだと私は理解していたのだが、

  • Mental Distance(精神的距離)
  • Psycical Distance(心理的距離)
  • Family Distance(家族間距離)
  • Hierarchical Distance(階級的距離)
  • Political Distance(政治的距離)

などなど変異亢進している感じでおそるべし。こういう距離は計測できないけれど。
なお、今年まだ1度しか車に給油していない。私の行動半径の狭さは可視化されている。やんぬるかなー

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