進学や就職で、若い人たちが動く時期。
文部科学省のサイト内に『2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)』というのがあって、そこに「大学進学時の都道府県別流入・流出者数」が示されている。
流入超過は東京都など10都府県、残る37道県は流出のほうが多い。
(県外からの大学進学者数)-(県内高校から県外への大学進学者数)の概数を図示。暖色系は流入超過。各々クリック(タップ)を。
地方の課題と問題は、若者の進路の選択肢が限られること、人生の選択肢が乏しいこと、これに尽きると思う。大学という「ハコ」ではなく、社会の問題だと思う。
現実には「この町にいてもしかたない」という消極的な選択も多いのではないか?
それぞれの地域で生活の安寧が担保され人生を完結できるならば、上記のような局地的集中のイビツな地図にはならないと思う。