国土交通省が全国93か所の「改良すべき踏切道」を指定したと4月13日に発表した。
通学路要対策、高齢者等対策、地域課題、開かずの踏切などなど、早急に対策が求められるもの。
首都圏では京王線や東急大井町線、中京では名鉄など、つとに知られたものが指定されている。鉄道会社にとっても、自動車にとっても、歩行者にとっても、要注意の踏切という意味になる。
4月1日に施行された「踏切道改良促進法等の一部を改正する法律」に基づく。引き続いて2次指定が行なわれるかわからないが、改良を要する踏切はまだたくさんあるはずだ。
※2022年1月24日追記=2次指定が行なわれた。改良すべき踏切道2次指定の一覧マップ を参照してください。
「あの危ない踏切が指定されてない!」というのもあるだろう(個人的には相鉄の鶴ヶ峰がイヤだ)。
旅客輸送の業界は苦しい状況にあるから、鉄道事業者にとって費用負担は厳しいと思われる。財政が厳しい自治体もまた同じ。
(費用の負担)
第九条 第三条第一項の規定により指定された踏切道(次項及び次条第一項において「指定踏切道」という。)の改良の実施に要する費用(次項の費用を除く。)は、鉄道事業者及び道路管理者が協議して負担するものとする。
2 保安設備の整備による指定踏切道の改良の実施に要する費用は、鉄道事業者が負担するものとする。
しかも、改良に何年かかるか分からない。