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クマの出没情報2024年まとめ

公開日: 2025年2月10日

環境省は「クマに関する各種情報・取組」というデータを公表している。昨年の速報値を地図に可視化。
公表データは年度まとめとなっているが、マップに収納した数値は2024年1月から12月で集計したので環境省PDFの合計とは一致しない。
令和7年1月29日現在

香川県と愛媛県はゼロ (四国では剣山周辺の限られた地域しか生息していないとされる)、茨城県もゼロ、千葉県はデータがない。栃木県は東北新幹線より東側での出没は稀のようだが、福島県は浜通りでもざらに出没するようなので阿武隈高地を南進し茨城県内へ移動する可能性はあるように思う。実際に茨城県は2016年に 出没を公表 (PDF) している。

環境省によると

  • 注1:数値は、都道府県から聞き取った速報値です。なお、出没数は、都道府県ごとにそれぞれ異なった方法(警察への通報件数、市町村からの情報など)により取りまとめたものです
  • 注2:九州・沖縄8県については、クマが生息していないので、調査外としています
  • 注3:北海道は、出没数の公表は行っていません
  • 注4:速報値のため、データは変更することがあります

ヒトの生活圏外ではそもそも目撃さえされないから、これらの多寡は生息数とは比例しないだろうと思う。同一の個体が複数回にわたり目撃されることもあるだろうし、集計方法も異なっているし。
鳥取県と岡山県が相対的に、不自然に思えてしまう (兵庫県と島根県の間にあって少なすぎる)

2021年6月に「クマの出没が増えている件について」を書いたが、これは報道を元にしたもので氷山の一角にすぎない。
危険な個体の殺処分は、やむをえないことだ

熊出没注意

JPG ファイル (幅 1000 px, 高さ 1480 px, 64 KB) を置いときますので、ご自由に。下部の余白に市町村名などを丸ゴチックで書き入れたらできあがり。パワハラ上司の名を書くようなイタズラはしないほうがいいと思います。

marcador

国土地理院の電子地形図25000の更新情報、今後の面的更新予定市町村が2025年1月31日に発表された。
その Geojson を描画。すでに吹田、門真、松江、境港、駒ヶ根は更新された

能登半島がまるごと更新予定に含まれている。具体的に何時かの記載はないが海岸線や等高線などがどのように変化したか注視したい。
情報が乏しい (在京メディアの地方に対する思慮の欠落は常にひどい) こともあるが、復興が遅々として進んでいないように見えてしまう。
隣の富山県には発電やダムをはじめ土木の歴史と経験があり佐藤工業など実力企業もあるが、石川県は経験値と人材に乏しいのだろうか?

江戸後期に鈴木牧之は『北越雪譜』で「雪国の難儀 暖地の人おもひはかるべし」と書いている。
現代は「地方の難儀 東京の人思い量るべし」という感じ。

marcador

六四天安門事件の翌年、天安門に行きました
新疆と甘孜藏族自治州にも行きました

こうして事実を書いておけば余計なロボットやクローラーは来なくなるのだろうか? (逆に攻撃されたりして)