「地球の裏側ってドコ?」という子供にありがちな素朴な疑問に答えようとすれば、地球儀を見せ示してあげればよい。対蹠地 (たいせきち、たいしょち。Antipodes) ないし対蹠点と呼ばれる。
地球儀がなければ平面の地図から認識するよりほかない。
次の地図の青いマーカーを動かすと、その反対側の対蹠点を赤色のマーカーで示す。初期表示は新宿駅とその対蹠点
ネット上のマップの場合、座標は「度・分・秒」ではなく「浮動小数点」を用いる。
緯度は、北緯が正の数で 0 から 90 まで、南緯が負の数で-90 まで、この正負を入れ替えれば済むので javascript の記述は単純に
-latitude
経度は、東経が正の数で 0 から 180 まで、西経が負の数で-180 まで。
東経の場合は
longitude-180
西経の場合は
180-(-longitude)
これを条件分岐で出せば地球の反対側の位置を示すことができる。
そもそも球体を二次元で表わすのは無理があるのだろうが、このロジックで裏返しの日本もポリゴンで描いた。
北海道、本州、四国および九州の対蹠地は南米大陸東岸沖の大西洋となる。奄美大島や沖縄本島の対蹠地はブラジル南部、宮古島から与那国島の先島諸島の対蹠地はパラグアイとなる。
12年前に書いた記事を微修正のうえ再掲した。
Quadrature of a Circle (円の求積) とは難解なものだねぇ。円周率やパイというのは、すみっこに謎が残る。人間とおんなじだ (しかし人は誰もが丸い円満人格というわけではない。私もいびつだ)