雨畑川

Home » Articles » 雨畑川, published: 2019-06-27 (updated: 2019-07-30)

地図を見ていると、どこにもそれぞれにユニークな地形が見えるものだけれど、とりわけ興味深いもののひとつが山梨県早川町。北側の早川上流は登山のアプローチ、リニア工事や温泉などで知られるが、南側の支川・雨畑川方面はロストワールドの如く無名の地域。しかしこの南側、実におっかない。
今週、「雨畑ダム上流、土砂堆積で浸水の恐れ 周辺住人ら不安 山梨・早川」(毎日新聞)という記事があった。昨年、山梨日日新聞にも同様の記事があった。

七面山西面の崩壊地、遷急点がないので谷頭に大規模崩落が発達したと考えられるらしい(その隣の谷は標高880mに遷急点があるため、その上流は下刻が進んでいないとのこと)。
身延山地を北流する雨畑川、細野室草里の周辺には谷底平野が見られるのに、その間の箇所は谷底平野がなく屈曲度が著しく大きい。それでいて河床勾配に大差がない、屈曲異常なのだそうだ(『建設技術者のための地形図読図入門』(鈴木隆介著、古今書院))。
土砂を供給しているもうひとつの主な崩壊地は、雨畑川の左支・稲又谷の右岸にある青笹山東稜の崩壊地のように見える。

分水界を越えたら青薙山大谷崩もある、まるで崩壊銀座といったふぜいの地域ゆえ、雨畑川もまた大災害が起こりかねない怖いところなのかな?
雨畑湖をストリートビューで見ると確かに、土砂がドシャドシャ......土砂だけに......(紙幅の都合により後略)