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大正・昭和期の高瀬川周辺

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旧内務省「槍ヶ嶽」(50000分の1、大正元年測圖昭和五年修正測圖(地上寫眞併用)、Stanford Digital Repository)。
燕岳が端的に示すように、花崗岩の地域。ただし名無沢~コジ沢の周辺は、比較的新しい花崗岩質の深成岩とのこと。

透過率:      色別標高図:  

高瀬川は北の支流・不動沢も含め、南北に直線状。断層破砕帯の差別侵蝕で形成された断層線谷であるという。また北アルプス3大急登のひとつ、ブナ立尾根を登れば烏帽子岳。二重(多重)山稜のお手本のようだ。
「東信電氣第五発電所」の記載があるが、この会社は日本発送電株式会社の前身の一部にあたるらしい。「會社用馬車軌道」とあるのも、これか。現在、発電施設は東京電力の管理下にある。
高瀬ダムは高さ176m(日本第2位)を誇る巨大なロックフィルダムで、1969年起工・1979年竣工。「国土画像情報74-78」のレイヤーで見れば、建設中の模様がうかがえる。
なお古い地図で湯俣には「これでもか」という按配に温泉マークが記されている(7個)。100年以上前は活発だったのだろうか。また、ここまでストリートビューが入っている。Good Job.
東鎌尾根の水俣乗越に至る天上沢、乗越小屋と高瀬川を結ぶ東沢にも小径が描かれているが、現在は一般ルートではない。「東澤乗越小屋」の記載もあるが、今はない。聞いたこともない。

なお昭和44年(1969)8月、秋雨前線により高瀬川は大洪水を起こし、葛温泉が水没した。