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JRと東急に直通する相鉄の工事

公開: 2016年06月12日, 更新: 2023年04月11日 by ちずぞう

相模鉄道本線の西谷駅からJR東海道貨物線横浜羽沢貨物駅付近までを結ぶのが「相鉄・JR直通線」、さらにその先の新横浜駅を経由して東急東横線の日吉駅までを結ぶのが「相鉄・東急直通線」。
ほとんどが地下式の路線。西谷駅周辺は本線の線路下の掘削が完了、西谷トンネル本体の土木工事も完了、今後は軌道工事や電気工事等の設備工事を実施するらしい。
PCX に乗って、ちょっと寄り道してみた。

POI : 相鉄・西谷駅の東側にある「上星川7号踏切」から横浜方向を望む。
ここは箱型ボックスカルバート部にあたり、新線は既存線路の左右地下に隠れている
上星川7号踏切

写真2: 線路の南側にも回り込んでみた。おそらくクレーンのあたりが西谷トンネルのシールド到達立坑
西谷トンネル西端

次のマップ、橙の線は相鉄、紫は相鉄・JR直通線、赤は相鉄・東急直通線、緑はJR貨物線。点も線もクリック可

POI :建設中の(仮称)羽沢駅から西谷方向を望む。
線路そのものはヤードの下。駅舎の躯体工事は完了、今後は地上部の駅舎工事や軌道・電気工事等の設備工事が実施される
西谷トンネル東端と羽沢駅

写真4: 同じ跨線歩道橋から反対(北東)方向、遠くに新横浜のプリンスホテルが見える。
右側がJR貨物線の横浜羽沢駅、左側の道が環状2号線。シールドマシンが新横浜に向け羽沢トンネルを掘り進んでいる
羽沢トンネル西端

相鉄・JR直通線の開業予定は平成30年度内、相鉄・東急直通線の開業予定は平成31年4月とのこと。

2016.8追記=相模鉄道は8月26日、JR東日本と東急電鉄との相互直通運転がそれぞれ延期になると発表。用地取得が難航しているため工事が遅れるという。
JR直通線は平成30年度内の開業を予定していたが31年度下期に遅れる。
東急直通線は従来予定の31年4月から34年度下期へとずれこむ見通し。
また建設費の高騰も影響し、整備費は2739億円の計画から4022億円に膨らむ。
しかし沿線住民の方々にとって、この「サグラダファミリア現象」は刷り込み済みで、大きな驚きもないと想像される。

※JR直通線は2019年11月30日に開業した。

※東急直通線は2023年3月18日の開業が発表された。

全国鉄道路線図 も参照を。

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