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非科学的な言説やデマにだまされないこと

公開日: 2025年7月13日

次は 気象庁 によるデータを可視化。われわれが体感できない、ニュースにならないレベルの小さな揺れは日常茶飯事なので、予言すれば誰でも当たるともいえる。しかし、そもそも予言すること自体が知性や良識の欠如を証明している。

さらに 米国地質調査所 (USGS) による2001年以降に起きたマグニチュード8以上の大地震をチェックしたら、全世界で26件あった

全球で年に一度あるかないかといったあんばい、これまでのところ最大は2011年3月11日の東日本と2004年12月26日のスマトラ。
(※7月30日追記: カムチャツカ沖でM8.8が起きたので加筆した。27件目)
科学が天災を予見できるかというとそれもムリ、良識ある科学者は限界もわきまえているはず。

非科学的な言説やデマは後を絶たないだろうが、そういうのは批判しないといけないし、鵜呑みにしてはならないけれど、ひっかかる人も後を絶たないのだろう。

...住民ハ理論ニ信賴セス異變ヲ認知スル時ハ未然ニ避難ノ用意尤モ肝要トシ... (東桜島の碑)

われわれ一般の住民は、行政や専門家につかさどられることを善しとしてはいけない、防災は他律ではなく自律でなければならぬということだろう (容易でないが)。

2010年2月27日にチリで発生したM8.8の地震について、神奈川県温泉地学研究所「地下水位に検知されたチリ地震の地震動および津波」という興味深い報告があった。

6月22日から噴火している霧島の新燃岳、国土地理院の 1 m メッシュ (標高、DEM1A) をオーバーレイ

ふたたび形状が大きく変わる可能性もあるだろうから、従前のパンケーキを残しておく。
かつて存在していた火口湖 (新燃池) は2011年1月の噴火により埋没消失。
次は明治35年測図昭和10年部分修正参謀本部5万図「霧島山」Stanford Digital Repository から一部、当時の新燃池そばの標高点は 1234 m

参謀本部5万図「霧島山」から

素人なりにDEM1Aをまじまじ見た個人的な感想:

新燃岳は分水嶺でもある。もしもマグマ噴火へ移行したら東西どちらの水系も害を被るだろうが、どちらかといえば大淀川水系高崎川よりも錦江湾に注ぐ霧島川のほうが河床勾配が急で危険なのだろうか?