豊渓里(地下核実験場)地形図

Home » Blog » 豊渓里(地下核実験場)地形図, published: 2017-09-01 (updated: 2019-08-07)

北朝鮮が核実験をたびたび実施している豊渓里(プンゲリ Punggye-ri)。
北朝鮮は地理情報に乏しいが、戦前に日本の陸地測量部が発行した5万分の1地形図があるのでレイヤを合わせ載せる(大正6年測圖「雄州洞」から)。

地形図透過:      

地下坑道の入口付近はおよそ標高1400m、坑道は東へ(2006年の第1回目)、北の萬塔山(2204.5m)方向へ、あるいは北西へ伸びていたと言われる。
過去の核実験の際に起きた地震は次のとおり(いずれも日本時間、米国の地質調査所 USGS のデータ)※当然ながら位置には多少の誤差があるはず

いずれも充分な土被りを確保できる位置(深度)で行なったはずだ。
北朝鮮の建国記念日である9月9日は危ないと各メディアは予想している。
次は、坑道から西南西へ約4kmの三角点2192.2m付近という可能性もあるか?

地名が変わったり廃村もあるだろうが、このあたり、昔は豊渓里とは呼ばれていなかったのかもしれない。
現在グーグルマップで「豊渓里駅」とされている駅は、古い5万分の1地形図「載徳」では「さゐとく」(載徳)と記載されている。

なお地下核実験場の東の稜線を越えて谷を下ると、そこは政治犯などの強制収容所(Hwasong Gulag)といわれている。

※9月3日追記:午後0時半ごろ核実験を実施した模様。
USGS の発表はマグニチュード6.3(地図に追記。実験場所の予想はハズレた)。

※9月13日追記:38north.org によれば、萬塔山は成層火山で山頂付近は玄武岩、坑道側の南斜面は閃緑岩・花崗岩。
3日の実験で、山頂から西の稜線には陥没(約240m×120m)が、また北坑口からは排水の大幅な増加が認められるとしている。