福島と秋田の温泉

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公開日:2021-02-24 更新日:2021-04-15

地図記号「温泉」の収集、今回は福島県と秋田県。

1997年5月、秋田県鹿角市の澄川(熊沢川支流赤川の左支)左岸で POI 地すべりが発生した(同時に水蒸気爆発も)。
岩屑なだれと土石流によって POI 澄川温泉POI 赤川温泉の建物は流失。温泉記号も消えている。

その少し西には、POI 玉川温泉(仙北市)がある。
源泉は塩酸を主成分とするpH値1.1という強酸性のため、この水が流れ込み南下する玉川は魚も棲めず、流域の水田は荒廃した。

  • 田沢湖に導水し弱酸化
  • いったん地下へ溶透し粘土・岩石類と接触させ中和
  • 酸性水中和処理施設の建設
  • ダムを建設し沈殿と攪拌をする

といった対策が講じられてきた。温泉といっても、恩恵ばかりではない(こういう強酸性の沢は群馬にもある)。
田沢湖の周囲は、とくに温泉が多いわけでもない。よく分からない湖。

秋田には鉱山や油井も多いが、油井記号の分布する地域には温泉記号がない(水と油だけに)。

福島は、やはり安達太良の周辺に多い。また磐梯山の爆発前、北麓には少なからぬ温泉があっただろうか?
西会津町の阿賀川右岸、大規模な「滝坂地すべり」周辺などは、源泉などない。

埋没したからなくなった、という所もあれば、温泉があるからこそ地すべりを起こした、という所もある。トンネル工事で温泉が湧いた、という所(長野の昼神)もある。いま災禍によって廃業が増えているのは悲劇的だ。

福島と秋田の「温泉記号」全件はこちらから:地形図の温泉記号一覧マップ
温泉が多いところからマークアップしているが、これで14県、2099件にのぼった。47都道府県コンプリートも出来そうな気がしてきた。