自衛隊の病院

Home » Articles » 自衛隊の病院(公開日:2020-04-02 更新日:2020-04-04)

ダイヤモンド・プリンセス対応のため自衛隊には1月31日に災害派遣命令が出された(3月16日撤収)。
3月28日には成田空港に医官や看護官を派遣して検疫作業にあたらせる災派が出た。成田、羽田両空港から滞在施設までの輸送も自衛隊が担った。

米国では、病院船を派遣し野戦病院も設営しているとの報道。
自衛隊でもさらに何らかの対応を実施するかも知れない。自衛隊には医師(医官)がいて、病院がある。場合によっては、病床を提供するような事態もあり得るだろうか?

自衛隊法の第27条で「病院においては、隊員その他政令で定める者の診療を行うとともに、診療に従事する隊員の当該専門技術に関する訓練又は看護に従事する隊員の養成及び医療その他の衛生に関する調査研究を行う」とされる(つまり一般の病院とは違う)。同施行令の第44条に自衛隊の中央病院と地区病院について定めがある。
どのくらいあったっけ? と思って自衛隊病院をすべてマップにプロットし復習

三宿にある中央病院は規模が大きかったように記憶しているが、他は小さいようだ。私は防衛医科大学校と中央病院のほか、三沢と富士学校を訪れたことはあるが、地区病院の存在を憶えてない(病院が小さかったのか、敷地が広いせいか、わからない)。
第一種感染症指定医療機関に含まれるのは、防衛医科大学校付属病院(2床)と中央病院(2床)のふたつ。
自衛隊の医師(医官)は防衛医科大の出身者ということになるが、1学年につき80名程度に過ぎない。

こうして見ると、自衛隊の医療リソースは潤沢とはいえない。それでも今後の状況次第では、何らかの形で派遣されたり施設の供用などあるかも知れない。

なお防衛医科大の学生は防衛省職員であるため入学金や授業料は不要で、また毎月の手当として給与が支給される。ただし卒業して任官を拒んだ場合は、要した経費を償還しなければならない。施行令の別表第11によると、平成29年3月卒業生で4268万円とのこと。そして最低9年は奉職しないと勤務年数に応じ償還に迫られる(昔の奨学金と同じだ)。

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